26 ガソリンタンクの補修続き
 

全体の溶接が完了したのでタンクの漏れがないかを確認します。
全ての配管にメクラをして一か所から空気を入れるだけ。
簡単ですがタンクがパンパンになる位空気を入れることが出来るので漏れる場所は的確にチェックできます。
空気を入れると溶接不良の部分から空気が漏れてくるので音で確認したら水をかけて場所を特定します。
漏れている部分から泡が出てきますので場所を覚えて水を拭き取った後マジックで印を入れておきました。
全体でみると5−6カ所。
漏れが発生している部分にそのまま溶接しても多分うまくいきません。
なぜかと言うと漏れの原因が溶接の隙間なのではなく溶接のスラグが挟まっていることが多いからです。その隙間を埋めようとして上から溶接しても隙間は埋まらずに新たな経路を作ってしまう結果になることが多いので、ここは思い切ってその付近を削ってしまいましょう。
削って再溶接しました。
角の辺りはサンダーの刃が切り過ぎた部分などがあって溶接が複雑だったので、それが原因で隙間が生まれてしまったのかもしれません。
空気を入れても全く漏れなくなったので塗装します。