レプリカ製作の心得

以前このような事があったようなのでここに記します。

行き過ぎた西部警察ファンがDR30スカイラインをかなり忠実にレプリカしたそうです。
ただ問題があってその車のバンパーには実車と同じように「赤色点滅等」が付いていました。
それだけでも大問題ですが、彼はそれを点灯させて走ってしまったのだそうです。
そうなるとかなり問題なのですが彼はさらに、本物につかまってしまったのだそうです(゚Д゚)

この先は想像がつくと思いますがこの事件は大きく取り上げられ、また石原プロにも多大な迷惑をかけました。
僕個人、この事について、ある団体および石原プロの方ともお話させていただきました。
僕が偶然その時ホームページで赤色回転等の部分が大々的に載ってしまっていた事もありその状態で公道を走るのだと思われてしまった為かなり話はややこしくなりましたが最終的には、今このようにホームページ上で製作過程を紹介させていただけている次第です。

僕は当初、話の流れから、レプリカは作らせて頂けないと思いました。
ところが僕の幼少からの夢の話や、大門に対する憧れを石原プロのある方に話すと、「車検をきちんと取れる状態で車検を取って正しく乗って欲しい」「今まで西部警察を思ってくれてうれしい」、と言っていただけました。
僕はたかが一個人にそのような言葉を返してくれたこと自体、心底うれしかったです。
ああ、西部警察に携わった人だなぁ、男だよ・・・と今でもしみじみと思います。
そして「正式に許可を出すことは出来ないが頑張って作ってよ、そしてもしスーパーZが名古屋で走ってるって問い合わせがあった時は、ああたっくんが走ってるんだなーって思うよ」
とまで言って頂き、正直本当に感動しました。


ここであらためて言うのもなんか変かもしれませんが・・・本当にありがとうございました。
僕がしょぼくれて、もう作るのをあきらめると言った時、その方の言葉に救われました。
おかげで今も幼少の頃から夢だったスーパーZを作ることが出来ています。本当に西部警察を好きでよかったです。

今回のこの話の中で勉強になった事は、レプリカに乗る以上大げさかもしれないけど西部警察を背負っていると言うことです。
本当に僕が、またこれからレプリカを作ろうとしているあなたが「西部警察」のファンだと言うのなら
その影に温かく見守っている人がいるからこそ出来る事だと言うことを忘れてはいけません。
だから僕たちは

・ 車検に通る装備にとどまる
・ 公道を走るときは見本とまではならなくても「なんだあのスーパーZモドキの運転は!」などと言われないような運転を心がける

と言う、当たり前のことばかりですが、胆に銘じて必ず守るべきだと思います。
「西部警察好きは安全運転だ」と思ってもらえれば、西部警察を良い方向に広める事が出来、街を歩くファンも温かく見守ってくれ、良い思い出として西部警察がよみがえると思います。