44 屋根のチリ合わせ
 

ボディーは最終局面。
ボディーを水平にしてレーザーでルーフの取り付け位置を完璧にして行きます。
こんな感じで水平のラインを示してくれます。
まずはルーフ自体の歪みが無いかチェックしましたが全くありません。
しかし、全体のチリが若干合いません。
クウォーターガラスの取り付け穴が2mmほど狭いのです。
ここをきちんと合わせようとしてもAピラーからルーフが繋がっているのでどうにもなりません。
無理に広げるとボディー自体が広がってしまいドアとクウォーターパネルの隙間が広がってしまいます。
考えることしばし・・・・
原因はこれが濃厚です。
画像では分かりにくいですが、この車両は一度ゴミになりかかっていてワイヤーで吊りあげられた事があるのです。
その際、ボディー自体がルーフに持って行かれてAピラーが必要以上に傾斜していると思われます。
そうでないとなると相当な事故が考えられるのですがそのような跡もありません。